さっき、今日のお稽古を終えて、ちょっと時間があるので、このブログを書きます。
今日のお稽古は、梅雨の晴間と対浴衣をおさらいしました。とっても、熱心な生徒さんで、私も張り合いがあります。必ず、おうちでおさらいをしてくる方で、どんどん上達されます。
だからと言って、生徒の皆さんに、お稽古は無理にがんばる必要もないと申し上げます。ゆっくりとでいいのです。時間のあるときに、のんびりでいいのです。あせらないで、いきましょう。
今日、私は、今年初めて、浴衣をきてお稽古させていただきました。梅雨のうっとしい晴間に、久し振りの浴衣を着て、なんとなく、心うきうきしました。このブログを終えたら、赤坂の町を少しお散歩かたがた、猫ちゃんの餌を買いにいこうかなと思っています。
今日の小唄「梅雨の晴間」は小唄の古曲です。対浴衣と一緒に、ここに歌詞を紹介しますね。
☆本調子
梅雨の晴れ間
梅雨の晴れ間の青葉風
振るる音も良き風鈴の
忍ぶの色も軒深く
(呼び声)金魚、金魚。目だか金魚
それと心も飛び石に
庭下駄軽く木戸の外
行き来の人も涼(すが)すがと
染(そ)め浴衣
*この唄の眼目は呼び声です。昔は、よく金魚売のおじさんが来たものです。江戸時代の風物詩でもありました。情景を思い描いて、唄ってください。
では、次に対浴衣の歌詞です。
☆本調子
対浴衣
所帯かためりゃ うちの人
他人で居れば よその人
、どちらでもない あなたとわたし
せめてしるしの対ゆかた
*粋ですねえ!こんな思いになった方もおられるでしょう。
三味線の価値
今日、お稽古に来た生徒さんが、中古の三味線を買ったのでみてくださいと、三味線を持ってこられました。お値段は2万円だっと言われるのので、どんな三味線だろうと期待?してましたら、私の思っていたより、はるかにいい三味線でした。
材料は紫檀づくりですので、お稽古三味線ではありますが、10万円はくだらないとてもいいものでした。それが、安価に買えたのはよかったわねと御伝えしました。三味線は、なかなかに難しい楽器ですが、使いなれれば、こんなに親しく思える楽器はありません。
私は、桜新町の小澤三味線にいつもお世話になっています。
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