2010年07月07日

今日は七夕です

今日は七夕です

今日は七夕で、私の住む赤坂でも、短冊を結んだささがところどころに立てられています。

星に願いをという、昔ながらの風習が今も、人の心をロマンに誘うのでしょうが、生憎、今夜は雨もよいで、二人の出会いは無理なようです。
posted by あぶさん at 18:45| Comment(9) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月05日

人生相談を受けて

一週間のお休み

6月26日のブログ以来、今日まで、ブログを書かないできました。
読んでいてくださる方に、すみませんとまずお詫びします。

お稽古は、いつもどおり、順調に進んでいますが、最近、昔のお友達から人生相談を受けることが多く、ときどき、自分の方が落ち込んでしまうことがあります。

私は、自分の人生を語るを中断していますが、本当に、人様には分かっていただけないような辛酸を嘗めてきました。

生みの両親に捨てられ、2歳から14歳まで養父母に育てられ、養父母の死と同時にまた冷たい生家に引き取られました。

中学卒業と共に、女中奉公に出され、そこでひょんなことから芸者に出るようになり、それでも、身寄りに憧れ、家庭生活にあこがれた私は結婚し、男の子を産みました。

けれども、主人の暴力に心身ともに疲れ果て、子供をつれて、家を飛びだし、離婚調停で離婚が成立したのも束の間、実の母親の裏切りで、子供とともに隠れ住むように住んでいた家を元の夫に知られて、私がやとな芸者で踊りの仕事を終えて帰宅すると、子供は連れ去られ、十日間近くえびのように体を曲げてもだえ泣きしました。

それから、本式に新橋の芸者になり、三味線の修業に打ち込み、新橋芸者では十数年ぶりの地方(じかた)の三味線弾きになり、東踊りやその他の催し物で三味線を弾きました。そして旦那さんにも出会ったのですが、その方は、出会って9ヵ月後に亡くなってしまわれ、それからの私の人生は文字通り激浪に翻弄される人生でした。

それでも、生きてこれたのは、三味線と唄があったからです。私の孤独な生活の傍らには、いつも、三味線があり、唄がありました。もし、それがなければ、私は、きっともっと寂しい人生を送っていたことでしょう。

でも、だからこそ、今は、多くの方々の人生相談に耳を傾けることができるのです。これからは、もっと、人生相談を引き受けようと考えています。

聴耳屋まちこ

ラベル:人生相談
posted by あぶさん at 14:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月26日

今日もお稽古

今日のお稽古

今日のお稽古は、端唄で、萩桔梗と淡海節でした。唄と三味線と両方です。

私のお稽古は、一時間みっちり致しますので、生徒さんはちょっと疲れるかもしれませんが、でも、間あいだにいろいろな昔話や、芸事のお話もするので、それはそれで、楽しいようです。

萩桔梗(はぎききょう)
本調子

萩桔梗 中に玉章(たまずさ)
 忍ばせて 月を野末に
   草の露
君(きみ)をまつ虫 夜毎(よごと)に すだく 
 更けゆく鐘に
雁(かり)の声 
 恋はこうした ものかいな

淡海節
本調子

一 春が来たので空には絵凧
  磯にゃ岩蛸(いわたこ)手長蛸(てながだこ)
  寺の坊さんヨイショコショ
  長風呂の茹蛸(ゆでだこ)
二 去年見た時や 矢絣(やがすり)島田(しまだ)
  今年逢うた時や丸髷(まるまげ)で
  来年ヨイショコショ
  やや抱(だ)いて嬉しかろう

今日の游芸節(游芸真千子作詞)

☆曼珠沙華
三下がり

黒髪の 乱るるままに 想いをば
 今は叶わぬ恋じゃと云うて
  ひとり寝る夜の 仇枕
月の青さに 誘われて
 君なつかしと偲ぶれば
曠野に燃ゆる 曼珠沙華




posted by あぶさん at 17:25| Comment(0) | 游芸節 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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